福岡市の男女共同参画

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トコ様



女性の健康寿命  

荒瀬)福岡市では、健康寿命の延伸、特に女性に力をいれています。
トコさんのコラムにも健康寿命のお話がありましたので、今日は、福岡市の取組みを紹介させていただきます。
健康寿命を延ばすには、3つのポイントがあって、「食」と「運動」と「社会参加」が大事なんです。
トコ)「運動」といえば、私は、家のリフォームアドバイザーもしているんですが、お客様には「健康な間はバリアフリーにしないでください。」と提案しています。
家の中に段差があると運動できますよね。健康な間は手すりをつけないこと、2階の寝室を1階に移さないことも、家の中で運動することができるのでお薦めです。   
私も一日中座ってコラムを書くこともあるので、自分の戒めにもしています。
荒瀬)福岡市民の女性と男性の平均寿命って、6歳くらい女性の方が長いんですよ。
一方で、平均寿命と健康寿命の差を見ると、男性よりも女性の方が大きい。この差をできるだけ小さくしていくことが課題です。
トコ)京都の友達によると、京都の女性はその健康寿命が全国で最下位らしいんです。
その友達が言うには、パンばかり食べて、野菜不足になってるからじゃないかと。
行政が「野菜もう一皿」、「あと10分運動」キャンペーンをしてるようですが、お昼ごはんについついパンやうどんを食べちゃう。しかも、パンも調理パンではなくて、甘いパンを食べるんです。
やわらかい食べ物ばかり食べていると、噛む力が弱くなって、口の中に歯周病が発生するらしいです。「食」って本当に大事だな、と思います。
荒瀬)浜松市は女性の健康寿命がいつも政令市中のトップなんです。気になって以前調べたんですが、富士山から元気をもらえること、よくお茶を飲むこと、うなぎを食べることがその要因ではないかという話が紹介されていました。
また、漁港があって、野菜も豊富で、お祭りでコミュニケーションも取れることもプラスになっているのではないでしょうか。
トコ)お祭りなら福岡市も負けてないですよね。
美味しい食べ物も多い反面、ご飯の後に食べる締めのラーメンは美味しいけど気になりますね。



福岡100

トコ)1か月のうち半分は出張してるんですが、出張先で気づいたのが、福岡市民は歩かないということです。他都市では、天神から博多座くらいの距離なら普通に歩くのに、福岡市は便利だからバスに乗りますよね。
荒瀬)福岡市の要介護認定率ですが、75歳から急に上がります。
遅くとも60代で予防を始めないといけません。
要介護になる原因として、男性は高血圧、脳梗塞、糖尿病などの「生活習慣病」が多く、女性は運動機能の低下によって移動が困難になる「ロコモ(ロコモティブシンドローム)」や「認知症」が多くなっています。働く女性が増えているので、今後は女性も男性のデータに近づいていくのではないかと思います。
トコ)私の母が転んで骨折して、3ヵ月間リハビリをしました。退院できたので良かったですが、そのまま認知症になる方もいると聞きます。
女性は骨粗しょう症になる人も多いですね。
荒瀬)女性は、閉経後のホルモンバランスが崩れることで骨粗しょう症になりやすく、そこからロコモになる人が多いです。
女性がイキイキとしているといい社会になります。
そこで、福岡市では、人生100年時代の到来を見据え、誰もが心身ともに健康で、自分らしく活躍できる持続可能なまちを目指すプロジェクト「福岡100」に取り組んでいて、産学官民のオール福岡で進めています。
その取組みの一つとして、道路沿いのベンチ設置を進めていて、現在市内に約600個設置しています。お洒落なベンチで、おさるのマークがついてるんですよ。
ほかには、自然と楽しく体を動かしたくなるまちをつくるため、期間限定でしたが、歩くと音が鳴るしかけを駅の階段に作りましたし、今年の7月には、歩道の木陰にベンチを設置し「もうちょっと歩いてみよう」と思える仕掛けを作って、大博通りが歩いて楽しい空間に生まれ変わる予定です。
また、歩いて立ち寄りたくなるような公園づくりも進めています。このように、市民の方に体を動かすきっかけをいろいろと提供していきたいと思っていますので、楽しみに待っていただけたらと思います。
トコ)工夫を凝らした楽しい取組みをされているんですね。
福岡は、空港も地下鉄の駅に直結していて便利すぎるので、このような取組みがあると歩きたくなると思います。
東京では、駅の構造も複雑だから、乗り換えだけでもかなり歩きます。たくさん歩くからなのか、東京の高齢者の方がシャキッとされている感じがします。
荒瀬)福岡市では健康に関するデータ解析を進めています。
例えば、どんな人が要介護リスクが高いのか。
適正体重でない方、同年代と比較して歩くスピードが遅い方、噛む力、咀嚼力が弱ってる方は、要注意です。
福岡市では「オーラルケア28プロジェクト」を実施していて、例えば、18から20歳の方が歯科健診を受けると歯ブラシセットをプレセントしています。
トコ)病院には、悪くなっていくのではなく、早めに健診を受けることが大事ですね。
働いていない女性は、健診に行かない人が多いです。体調が悪くてもギリギリまで我慢しているのではないかと思います。
荒瀬)福岡市では、40歳以上を対象に500円で受診できる「よかドック」を実施しています。かかりつけ医で受診することもできるので、利用していただきたいです。
また、中央区舞鶴にある福岡市健康づくりサポートセンター「あいれふ」では、女性の乳がん、子宮頸がんの検診も行っています。平日夜間や土日・祝日も受診できますので、働いている方にも利用しやすいと思います。
トコ)私も以前、あいれふの健診を利用したら、ロコモに関して厳しく指導を受けました。(笑)
スタッフの方が本当に、すごく熱心に取り組んでいらっしゃったのが印象に残っています。




認知症にもやさしいまち

荒瀬)あいれふの2階には、認知症の拠点施設を9月にオープンします。
トコ)
認知症は怖いですね。高齢になると認知が出てきますよね。
荒瀬)
認知症になると、視野が狭くなるので、話し方や声のトーンを変えると理解できることもあります。それを知らないと、さっきも言ったのに、ってついつい怒ってしまう。
トコ)
お金がなくなったとか、誤解で喧嘩になった、という話はよく聞きます。
認知症の方との接し方がわかると解決できることもありますね。
荒瀬)
トコさんに見ていただきたいのは、新しく建て替えた博多区役所。認知症の方に優しいデザイン・仕様を取り入れました。
トコ)
さらなる超高齢社会を見据えて、福岡市は先進的な取組みをしているんですね。



トコ)今日はいろいろとお話しを聞かせていただいてありがとうございました。
福岡って割とコンパクトなので、ちょっと離れると海が見えるし、山にも行けるし、運動する楽しみがたくさんありますよね。
荒瀬)食についても、福岡は美味しいものが多いので、いいものを適正に楽しく食べていただきたいですね。
トコ)出張の時、いろんな方から福岡って元気があっていいですね!って羨ましがられるんです。
荒瀬)まちも人ももっと元気になるよう、人生100年時代に向けて、「福岡100」の取組みも充実させていきます。
今日はありがとうございました。



トコ

明るいコラムニストで風水実践家。おひとりさまライフ満喫中。アサデスKBC(テレ朝系)コメンテーター。久留米大学非常勤講師。東京銀座と福岡のダブル生活。西日本新聞「おひとりサマンサ」連載。次男の松居大悟は映画監督 。趣味は美容健康、九州オルレ、アビスパ福岡。アートにハマり美術検定2級合格。絵画制作にも取り組むなう